我々は、年齢を推定するために、胎生28週から23歳までの標本を用い、文献を基に個々の歯の発育と歯槽骨萌出を評価し、断続や重複のない連続した発達年齢を示すアトラスを作成した 1。
資料は、ロンドンの The Royal College of Surgeons of England と The Natural History Museum 所蔵の死亡年齢の記録がある72の出生前、104の出生後の骨格標本(男91、女72、不明13)に加え 2,3、一般住民の歯科用レントゲン写真である(男女共に264)4 。各年齢区分の中間で本アトラスの歯の発育と萌出を評価した。歯の発育はMoorrees, Funning, Hunt 5,6 の文献を参考に、萌出は歯槽骨のレベルで評価した 7,8。験者間の再現性は、755歯(65個体)についてKappaを用いて検定したところ、0.85であった。
図は、妊娠後期の1/3、出生前後の2週間、生後1年は4半期、その後は1年ごとについて、月々の歯の発育を表すように描いた。
本アトラスは、教育や個人の学習の目的にダウンロードすることが可能である。
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黒江和斗 歯学博士 矯正歯科 くろえ クリニック 鹿児島市
Dr. Sakher Jaber AlQahtani: PhD student メールasakher@ksu.edu.sa
Dr. Helen Liversidge, PhD supervisor メールh.m.liversidge@qmul.ac.uk
Prof. Mark Hector: PhD supervisor メールm.p.hector@dundee.ac.uk
著作権番号: VAu000979741